NHK土曜ドラマ 監査法人 (NHK総合・BS-hi)

NHK土曜ドラマは多くても6回完結だからかベタだけどスピード感ある展開がウリ。

NHK土曜ドラマの経済モノといえば昨年放送された「ハゲタカ」(企業買収やファンドを扱ったドラマ)の評価が高く、報道やブログなどでもハゲタカと比較されるケースが多い。
あえて比較すれば「監査法人」は主役級の俳優が若いこともあってかやや軽い感じはするが、企業経済というテーマに対してそれぞれ違ったアプローチの両作品を表裏一体として捉えることが、ひとつの楽しみ方だと思う。(つまり両方観るのがオススメ)

内容としては監査法人という名前だけしかよく知らないモノのやっていることが(なんとなく)わかってよかった。
もちろん、会計士や経理、銀行員の人からしたらディテールや演出についてツッコミどころ満載なんだろうけど。
(私にしたらフジテレビドラマ「恋におちたら」は噴飯モノだ)
個人的には主役と同世代なので、理想(理念)と現実のすり合わせに苦労するところが共感というか同情してしまう。

あと、主役級は若いけど周りは実力派で固められている。
橋爪功も老けてからすっかり悪役(とも言い切れない役柄だが)がハマってる。

一貫したメッセージ性はないので観た人の感想は様々かとは思うけど、かなり詰め込んだ感がある中で家族の描写は無くてもよかったかなと感じた。
その分、出来事についての描写(たとえば井上の逮捕のこと等)をもうちょっと詳しく扱って欲しかったかな。
まぁ、私が家庭を持ってないからそう感じるのかもしれないけど。

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